【映画】「人魚の眠る家」を観たので感想を書こうと思う。<前編>

 

先日11月16日、

東野圭吾原作の「人魚の眠る家」を映画館で観てきたので、

僕個人の感想をのんびり書いていきたいと思う。

 

 

 

...と、その前に軽く前置き。

僕と東野圭吾の小説との馴れ初めを少し書かせて欲しい。

(「映画の感想を早く書けコラァ!」という人は次の記事まで飛ばしてください)

 

私は小説というものを習慣的に読み始めてまだ3年ほどであり、

恥ずかしながら、東野圭吾以外の小説家はほとんど知らない。

というのも、東野圭吾の小説があまりにも面白すぎて、他の作家を読んでみようという気になれないのが一番の理由。

(最近、たまには他の作家も…と、西加奈子の「サラバ!」を読んだが、あまり楽しめず...)

 

★個人的に東野圭吾の作品が良いと思う点

➀物語の展開が早く、読者を飽きさせない

➁(作品によってだが)現代社会における様々な問題をテーマにした親しみ易いストーリー

③各章で散りばめられる伏線の数々と、クライマックスでのそれらの見事な回収

 

東野圭吾の作品を全部読破したわけでもないので断定は出来ないが、

主に上記3つの点が、彼が幅広い世代から支持を集める理由だと思う。

特に③においては、まさに東野圭吾の“お家芸”ではないだろうか。

伏線回収が凄すぎて物語を読み終え本を閉じるたび、「一体、この人の頭の中はどうなっているんだ!?」という衝撃を受ける。

 

 

ちなみに、僕がこれまでに読んだ東野作品はこちら↓ 

※以下、読んだ順。

・手紙

白夜行

幻夜

・片想い

さまよう刃

・白銀ジャック

・ナミヤ雑貨店の奇蹟

・夢幻花

ラプラスの魔女

人魚の眠る家

・マスカレードホテル(今ここ)

 

こんな感じ。

(彼がこれまでに出した作品の数を考えると、まだまだファンを名乗るにはおこがましいレベル…)

 

最初に読んだのが「手紙」で、確か中学生の頃クラスの学級文庫にたまたま置いてあったのを手に取ったのがきっかけだったと思う。学級文庫からパクって、今は家の本棚に並んでいる。難しいミステリーではなく、儚い兄弟愛を描いた感動の物語だった。

 

 

2作目の「白夜行」を読んだのは、「手紙」から7年後くらい。大学3年生の頃だった。

白夜行」はそもそも、僕が小学5年生の頃(2006年)に山田孝之綾瀬はるかでがドラマ化されていて、当時はよく話を理解できないながらも、家族と一緒に毎週見ていたのだ。

ドラマをとても気に入った僕は、読む気などさらさらなかったが、ブックオフで「白夜行」の文庫本を買った。600円ぐらいした。

何せ800ページ以上もある長編大作だから、活字を読むのが超絶遅い僕はなかなか読む勇気を持てないまま、長年自室の本棚に眠らせていた。

...が、大学3年の春休み、あまりに暇を持て余していたので「よし、読むか!」となったのである。

 

2ヶ月くらいかけてようやく「白夜行」を読み終えた僕は、10年以上前に観たドラマ版をもう一度見直した。原作と多少違う部分はあれど、信じられないくらい泣ける。

白夜行」は僕にとんでもない余韻を残し、それからというもの暫くは、亮司と雪穂の物語がこの世のどこかで実際にあった出来事なんじゃないかと錯覚させたくらいだ。

ちなみに今はドラマのサントラを聴くだけで泣ける。

 

結果、「白夜行」で東野圭吾スゲェ...!!となった僕は、彼の小説を継続的に読むようになり、今に至る。

そしてそれと同時に、彼の作品がかなりの確率で映像化されていることも知り、「映画化決定!」と発表された際には、必ず劇場に足を運ぶ前に原作を読むようにしている。

 

※直近で読んだ4作なんかは本当にそんな感じ↓

・ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年9月公開)

ラプラスの魔女(2018年5月公開)

人魚の眠る家(2018年11月公開)

・マスカレードホテル(2019年1月公開予定)

 

というわけで今回は、映画「人魚の眠る家」を観た感想を、

原作と照らし合わせながらテキトーに述べていきたいと思う。

 

前置きだけでクソ長くなったので、次の記事で本題に入る('ω')

なお、次の記事は明日上がります...。